まずはざあっと観ていきましょう
5回に渡ってハイライトをお送りします。これはという物を選んで簡単に紹介していきます。(詳しく、じっくり観察した記事はいずれUpします)・・・rds/Radio Downtown SingaporeではMuseums以外の話題も取り上げたいので、まずはハイライトをお送りしますね。
誰もがこれは外せないだろうというものと個人的に外せないものを入り口から時計回りに紹介していきましょう。
1. 80万年前の石斧 Stone hand axe
アフリカ、タンザニアのオルドヴァイ渓谷で発見され、『オルドヴァイ石器』として知られています。旧石器時代のもので動物の皮をはぐなどに使われていたと考えられておりその材質は石英で極めて硬質のものです。
左右対称が美しい
2. 1350BC 女神セクメトの坐像 Seated stature of the goddess Sekhmet
エジプト第18王朝アメンホテプ3世〜4世の時代のものと考えられています。当時テーベで700体以上作られ、その後多くはカルナック神殿に移され、これはそこで発見されたものと言われています。「セクメト」とは “she who is powerful” の意味で” 殺戮の女神”として知られています。
獅子の頭を持った女性
3. AD 100-120 少年のミイラ Mummy of an adolescent boy
エジプトがローマの属国になっていた時代、ミイラとなった少年の生前の肖像画をこのように描くことはローマ風であったそうです。左奥に見える4つのツボが遺体から臓器(肺、胃、腸、肝臓)を取り出して保管しておくものです。
4. 950−900BC 不幸のミイラ/呪いのミイラ Mummy-board
“Unlucky mummy” とも呼ばれるこのミイラ板にはいろいろと曰くがあり、所有者に災いをもたらすと言われています。例えば、1912年、かのタイタニック号の処女航海にこのミイラ板が積まれていて氷河との衝突事故を引き起こしたとか。。。実際に積まれていたという記録はありません。。
5. 1069−945 BC 死者の書 Book of the Dead papyrus
死後に太陽神ラーの前でひざまづいている場面。死後に永遠の命を手に入れるために必要とされる多くの呪文が書き込まれたパピルス紙です。
今回はここまで。ここまででもかなり気分は盛り上がってきました〜
BGM by musmus